2006.2.4-2.6


出発!

房総半島の旅に出た。
出発の前日に決定した今回の旅行は、
お宿の予約ももちろん前日だ。

ちょっと早起きして、さあ!出発!
前日まで暖かさから激変、早朝の冷え込みはとても厳しい。
カーラジオからは「今日は冷蔵庫並みの寒さ・・・」と流れている。
しかし、寒さと前夜の強風で東京の空気も澄んでいる・・・

日本第6位の高さのサンシャイン60 東京ドーム〜!
富士山もクッキリ。
直線距離でおよそ100Km
レインボーブリッジからの高層ビル群





東京湾アクアラインを走りきると千葉県に入ります。
一般道と館山道を乗り継ぎやがてのどかな風景に・・・





富山(とみさん)と伊予ヶ岳を登る

今日は房総半島の山を2つ登る欲張りプラン。
最初に登る山、富山が見えてきました。標高は349.5m。
低い山だけど展望に恵まれた山だという。
写真右側にある2つのこぶのように見える山が
富山の南峰と北峰です。





登山口に到着です。
「山登り大好きなエルは大喜び!」
って飼い主が勝手に思っているだけか?





いきなり急な階段です。
普段何のトレーニングもしていないので
すぐに息が切れます。
でも、今日は低山ハイク。
日だまりを求めてのんびり山歩き!

 





東京湾の入り口、浦賀水道の青い海が
木々の間から見えてきました。





まもなく富山北峰山頂に到着。
立派な展望台があります。
快晴の天気に展望が楽しみです。





皇太子、皇太子妃の両殿下御散策の記念碑が建てられていた。
お2人がここを歩いたのですね。





数株だったけどスイセンも咲いていた。
やはり寒さのせいで咲くのが遅れているらしい。
青い空とよく合います。





展望台に上がってみました。
何もさえぎる物がない山頂は、冷たい風が体を冷やします。
しかし、思わず声を上げたくなるほどの絶景!





模型ように見える富山町の街並みと
絵の具を溶かしたようなコバルトブルーの海の色。





大島が見えます。意外と大きい島なんですね。
三原山山頂付近に見える白い所は雪でしょうか?
左側に小さく利島が見えます。





残念ながら富士山頂は雲に隠れてしまいました。
海に浮かんでいるように見える細長い島のような所は
三浦半島。こう見るとすぐ近くに見えます。
高い所は楽しい〜!



家に帰って三浦半島の先端部分を拡大して見ました。
三浦半島から城ヶ島へ渡る橋まで写ってました!
富山から城ヶ島までおよそ25Km。





低山でしたが山頂からの展望は抜群!冬の晴れた日がお薦めの富山でした。
ガイドブックにも夏は暑いので不適、日だまりを求めてとなっています。
絶景を楽しみ富山を下山、次は伊予ヶ岳へ向かいます
こちらも標高は336.6mと低く一般向きのコースだとガイドブックにありました。
富山から車で移動。平群天神社の鳥居をくぐり
その先の登山道入り口近くに駐車場があります。
写真は伊予ヶ岳に向かう車窓から。
左に見える尖った所が伊予ヶ岳北峰。
ガイドブックには房総のマッターホルンと・・・・・・
ん〜〜〜マッターホルン???


見えなくもないのだが・・・





さあ、今日2つ目の登山、伊予ヶ岳へ出発!





ちょっと気になって調べてみました。
千葉県で一番高い山は愛宕山という山らしいが、
標高わずか408.2mしかないという。
都道府県別では一番低い標高しかないということになってしまう。
次は沖縄県の最高峰、於茂登岳おもとだけ)526mということだ。
日本の最高峰は?言うまでもありませんが富士山3776m、でこれは山梨県。
それじゃ我が埼玉県の最高峰は?実は知りませんでした。
三宝山(2483m)という山らしいのですがネットで調べて初めて知りました。
自分の住んでいる都道府県の最高峰知ってますか?

写真は登山道途中からの眺めです。
千葉県の山は低山でありながらダイナミック風景あり、
のどかな風景ありと実に気持ちがいいもんです。





今日は低山楽々ハイキング〜!

 





「おっ、キノコ! 食えるのかな〜?」





『この先、道が大変険しくなっております』と看板。
ガイドブックにはそれほどグレードの高い山とはなかったのだが・・・・・・





出てきました岩場の鎖場。
え〜〜〜?
そんな事ガイドブックに書いてなかったぞ〜
と言いながら先を進む素人登山一家・・・





先に進むハイカーさん。
こりゃエルにはムリかな?
何度くらいの傾斜だろうか?





エルが登れなかったら引き返そうと思ったけど
エルはひょいひょいっと登っていった。





ここまで来てロープで遊ぶエル。
「神社の綱じゃないんだよ・・・」
余裕しゃくしゃくのエル。





次々と急な岩場をクリアしドンドン先を進む私ら素人登山一家・・・
もうすぐ山頂!





いくつもの難関をクリアし、
ちょっとヒヤヒヤしながらも
伊予ヶ岳の山頂に立った。
少し風がある。





さっき登った富山の南峰北峰が見える。





富山の先には海が見える。
ガイドブックに箱庭のような景色が眺められるとあったが、
まさしくオモチャのような模型のような眺めだった。





眺めはいいのだが、伊予ヶ岳の頂上の展望所となっている所は
先端が細長く、両側が切れ落ちていて油断は禁物。
しかも、張ってある鎖が腰の辺りまでしかなく
ちょっとの風で体が揺られると怖い怖い。
腰の力が抜けそうだ。





駐車場から一緒に登ってきた
ハイカーさんにシャッターを押してもらいました。
このときも横風が微妙に体を押し揺らします。
怖いのです。
わたしらは『超ド素人登山一家』





手に汗握る『房総のマッターホルン』山頂をあとに、
問題は下りだ・・・





難なく登ってきた岩場もワンコに下りは厳しいらしい。
「まったく、こんな所にエル子を連れてきて・・・」って
山好きの知り合いに怒られそうだ。
ここは何とかエルの力で降りられました。





思っていた通り無理だった。
ここだけはエル1人じゃどうにもならなくなった。
人の肩くらいの高さは抱っこして下ろしたことがあるけど
ここは人の背丈の倍ほどの段差の岩場。角度もきついので
エルも自分からは降りてこられない。迂回する道も見当たらない。
仕方がないのでエルを抱っこして降りる事にした。
片手でエルを抱っこし片手で木の根っ子みたいなのにつかまって一歩降りる。
エルも私を信用しているのかじっと動かない。おりこうさんだ!
ここで足を踏み外したらどうなるか・・・?考えたくもない・・・
慎重に足場を確認して今度は枝につかまりまた一歩。
最後の一歩で無事難関の岩場をクリア。
やっと下る事ができましたが緊張で足がブルブル。
正直、スリル以上の体験だった。
山好きの知り合いに「本当に無謀だよ!」って
怒られそう・・・・・・
『房総のマッターホルン』はあなどれない。
で、素人登山一家の千葉の登山日記はこれでおしま〜い。
無理な岩場は絶対に登らない。
これ教訓!

 





さて、ペンションへ向かいます!
その前に、エルママが。館山駅近くの
中村屋のモカソフトが食べたいとリクエスト。
地元で人気のこのパン屋さんのモカソフトが美味しいらしいのだ。
駅のロータリーに車を止めパクパクと。
コーヒーの味が濃くって甘さ控えめで
大人の味のソフトクリームでした。
これは黒ラブ太郎さんのママさん、ゆかさんの情報でした。
さすが料理上手は舌が肥えてますなぁ〜
パンも美味しそうだったけど買って帰れないし・・・・・・
残念。。。





愛犬と楽しむ宿
しぶごえ館山


今日は千葉県館山市にある『愛犬と楽しむ宿 しぶごえ館山』にお泊りです。
元某大手ビールメーカーの保養所だった所を改装し
ペットと泊まれる宿にしたのだと聞きました。
建物は少しばかり古いが客室は畳の部屋でとても広い。
風呂も広々。目の前はドッグラ〜ン!





今日は畳の部屋だ〜! 今日は畳の部屋だ〜!





ディナ〜〜〜!

ひとっぷろ浴びてお待ちかねのディナ〜!
食事はどこどこの有名なレストランを勤めていたという
シェフが作る本格的なものだ。

フォークとナイフがいっぱい。
でも、かたひじ張らないリラックスなディナー
ワインをオーダー
酔っ払っちゃえ〜
潮の香りたっぷりカキグラタン、
自家製ソーセージ、
柔らかくクセのない
ミンククジラのカルパッチョ
アコウダイとヤリイカのポワレ
アメリカンソース

付け合せの揚げてあるレンコンが
パリッっとしていて美味しかった。
牛ロースのキャベツ包み
マデラソース

甘めのソースが美味
締めはリンゴのタルトとソルベ
満腹!!!





ダイニングの隣は多目的ルーム

ビリヤードや卓球台や・・・


こんな物まで・・・
さすが元保養所。
さて寝ますか・・・・・・





続く