5月1日(火) 6日目


6日目、雨が降ったり止んだりの朝を迎える。
部屋の窓から見る海の景色もどんより重たい。





そろそろ朝飯の頃、いよいよどしゃ降りとなる。
この雨の中、エルのトイレに行かなくては・・・・・・





鵜の岬展望台

「さて、どうしよう・・・」朝食後、部屋に戻って地図とにらめっこ。
今日は四国南端の海を見て回ろうと思っていたけどこんな天気だ・・・
どしゃ降りではなくなったけど、しとしと小雨が降っています。
「とりあえず・・・」宿を出発です。
「海はやっぱり晴れじゃないとね・・・」と雨の海岸線を走っていると
『鵜の岬展望台下へ100m』と小さな案内板があった。
「こんな天気だけど行ってみるか・・・」
急な下り坂の遊歩道は濡れていて滑って転びそうだし、
時々エルが引っ張るから怖い怖い。
ゴ〜〜〜という海鳴りと、激しくうねる海が目の前に広がる展望台に到着した。。
大きくカールした波が来ると見たこともない深い青い色が海面に現れる。
荒れ狂う海に大興奮だった。





臼碆(うすばえ)

鵜の岬展望台から車を走らせること数分、
『黒潮接近地』と書いてある案内板を見つけました。
歩いてみることにしましょう・・・
雨が上がって青空も見え始め、
木々の間から太陽の光が差し込み始めました。
南国風の森の中をしばらく歩くと視界がパッと開け、
ゴツゴツとした岩肌の荒々しいダイナミックな景観が現れました。
『な・ん・と・かキャニオン』って名前が付きそうなほど素晴らしい景観。
みんなはこの先にある足摺岬を目指してここを通り越してしまう。もったいないな〜
エルと一緒に『どっこらしょどっこらしょ』って
歩きづらい岩を歩いて海のそばまで行ってみました。
ひとっこひとりいない絶景をひとり占めです。





弁天島

「あっちに行こう、こっちに行こう・・・」
今日は当てもなくハンドルを握ってます。
国道321号線通称『足摺サニーロード』を走っていると
いつの間にか快晴となっていました。
窓から入ってくる風が最高に気持ちいいのです。
樫西海岸の案内標識に当てもなくハンドルを切り、
細い山道を抜けると海に浮かぶ洞門が見えました。
道端の古ぼけた案内板には弁天島とあります。
観光地にでもなりそうな立派な洞門なのに海岸にいたのは
貝を採っていた地元のおばちゃん2人。
洞門の近くに行こうとしたら
「これから満ち潮だから奥に行ったら危ないよ!」って教えてくれました。
聞いてなかったらあの弁天島に行ったまま
満潮の時間を向かえ、弁天島に取り残されていたかも・・・?






柏島

お昼ごはんが食べられる所がないかウロウロしていたら
大月半島の先端、柏島という所にやってきました。
そこに架かる橋から見た海の色です。
人の営みが感じられる海辺の水の色が
こんなにきれいだなんてスゴイなって思いながらシャッターを切ったのです。





車窓

こんな景色を見ながらのドライブは最高よっ!





大堂海岸 観音岩

観音岩という案内板を見つけた。
10分ほど登ると・・・見えてきました観音岩。
スゴイな〜、大自然のアートです。
この先に遊歩道が続いています。
もう少し行ってみましょう。





「おっ!」
顔に見える岩を発見!





これもだ!
『熱唱』って感じかな?





これは・・・?
『たそがれゴリラ』
瞳がキュ〜ト!
イマジネーション膨らませ歩いてみよう!





と行く手には・・・
「なんだ?たぬきか?」





ずいぶん高い所まで登ってきました。





観音岩からさらに登ること20分、
ハアハア言いながら振り返ると・・・
「凄〜い、絶景だ〜〜〜」
ここまで登ってきて大正解!





ガイドブックにはここの情報がなかったので
これほどの景色が見られるとは思っていなかった。
絶景を自分で見つける醍醐味もまた楽しいのである。
往復1時間のちょっとしたハイキングになりました。





海を見ながら・・・

遅い遅〜いお昼ご飯となってしまいました。
海を見ながら『アサヒカニの定食』を食べました。
カニ味噌をご飯にかけて醤油をたらして
はふはふかっ込む美味しさはたまりません。


 





竜串海中公園

波や風による浸食で出来たという奇岩が見どころの
竜串海中公園に立ち寄った。今日初めての観光地らしい観光地だ。
それにしても変な形の岩だ。無数にあいているくぼみもグロテスク。
突然動き出してエルが飲み込まれちゃったりして。
なんかそんな感じ・・・





足摺岬

今日最後は、四国最南端足摺岬です。
夕暮れ間近の海は切ない感じがするんだけど好きだな。
海岸まで降りてみた。大きな洞門に打ち寄せる波をしばらく眺めていた。
波って見ていて飽きないんだよな・・・
ふと、時計を見たらありゃりゃこんな時間。
「もうご飯の時間だよ!」
急いで宿に向かったのでした。





 





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