2008.10.3-4



感激、那須の紅葉!

十何年か前、雑誌で見た「那須連山の紅葉の見ごろは
ズバリ10月5日!」という見出しがずっと頭にこびり付いていた。
平野にいるとこの早い時期に紅葉するということが
ピンとこなくてずっと行きそびれていたのだが
金土の2日間で那須連山へ行ってきた。
1日目の峠の茶屋〜朝日岳〜三本槍岳を往復するコースは
雲海を眺めながらのトレッキング。
鎖場もあるスリリングなコースだったが
ダイナミックな景観が楽しめた。
2日目はマウントジーンズスキー場のゴンドラに乗り
中の大倉尾根を歩いて赤面山を往復。
茶臼岳や朝日岳、三本槍岳が目の前に迫るし
山一面に染まる紅葉は前日より素晴らしかった。
天気も紅葉もドンピシャ、
もう〜最高!


峠の茶屋(駐車場) − 峰の茶屋 − 朝日岳 − 三本槍岳を往復



10月3日


AM7:00
峠の茶屋駐車場を出発
目指す朝日岳が青空にクッキリ浮かび上がる。
朝のひんやりとした空気が気持ちいい。




このコースの良いところは
樹林帯の中を歩く事がほんのわずかなこと。
ほとんど展望が開ける登山道となる。




泊まった旅籠屋を出発する時は曇り空だったが今は雲の上。
雲海はいつ見ても感動するな〜




本当に10月初旬で紅葉するのか心配だったが
赤や黄色の色とりどりの紅葉が迎えてくれた。




AM8:00
ちょっとした鎖場を通過し峰の茶屋に到着。




小休止のあと朝日岳に向かう。




とがった岩が荒々しい恵比須大黒岩が
秋空に突き刺さる。

 




岩陰に小さく見えるエル、分かりますか?
ゴツゴツした大きな岩に手こずるエルなのです。
「ガンバレ、エル!」




けっこう急な登りのスリリングな鎖場だが
慎重に登ればそれほど怖くない。
エルはヒョイヒョイと登ってしまった。
登りきれば前方に荒々しい朝日岳。

 




遠くを眺めながら何を思うか
我が家のエルちゃん




まだまだ、続く鎖場
このコース一番の難所、慎重に、慎重に。
この鎖場の道幅は肩幅ほどしかない。
それほど恐怖感はないが踏み外せばもちろん危ない。
時々下を眺めていたエル、
怖くないのか?

 




滑りやすいガレ場の急坂を登りきると
朝日岳西肩にでる。
ホット一息。
またまた、大展望が広がる。

 




反対側から見る朝日岳の荒々しさとは対照的で
張り付いた紅葉が見事だ!
山頂まであとわずか!




朝日岳山頂直下を登る。
エルとエルママがかっこよく見えたのだ。




AM10:15
「ヤッホ〜〜〜」
朝日岳山頂!




360度さえぎる物のない眺望だ。
素晴らしい!

 




朝日岳を下り三本槍岳へ向かうアルペンムード漂う尾根道を歩く。
天候にさえ恵まれれば簡単に
この景色に出会える。

 




何度も何度も振り返って見た朝日岳。
岩がゴツゴツのアルペン的だったり
樹木が覆われている景観だったり
わずかな時間で劇的に景色が変わる楽しさがこのコースにはある。




熊見曽根からの眺め。
この辺りの紅葉が最高だった!

 




熊見曽根北端の1900m峰
言葉にならない美しさ・・・
素晴らしい景観に見とれて
なかなか前に進めない。

 




1900m峰から急な下り坂を降りれば清水平。
ゆったりとした山容の三本槍岳が近づいてきた。

 




PM12:30
三本槍岳山頂!
「犬も一緒によく登ってきたな〜」と
声をかけられる。




流石山や旭岳が見渡せる。
山頂からの景色も雄大!

 




さあ、お弁当タイム。
レジャーシートを広げれば
いっちょ前にエルも乗っかってくるのだ。




エルにはバナナのお昼ご飯。
いつも細かくしてあげてるけど
むいたバナナをそのまま差し出したのは初めて。
はじめは戸惑っていたけど
食べていいんだと分かるやいなや
ものすごい勢いでパクパク・・・・・・
今日だけのスペシャルだぞ〜!




PM1:20三本槍岳を下山。
歩いてきた登山道を戻ります。
空には筋雲、そして傾いた太陽の光線が
往きとは違った風景を楽しませてくれました。

 


 


 


 


 




PM4:45
峠の茶屋駐車場に到着。
振り返れば山の稜線から
秋の雲がゆったり流れています。
ガイドブックのコースタイムは5時間前後と書かれているが
ほぼ倍の9時間45分もかかってしまった。
素晴らしい景色を眺めては立ち止まりそして写真撮って・・・・・・
それが何百回も繰り返されたからな。
それより何よりと歩くの遅いからな。


でも、久しぶりに楽しい山歩きだった。





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