4月27日  




午前中は降らないだろうと希望的天気予報は大ハズレとなり
気象庁発表通りの朝から雨の天気となってしまった。
今日は2個の低気圧が同時に日本列島を通過し大荒れの天気になると
テレビが言ってた。早朝から雨、まだ小雨だが外で遊ぶような天気ではない。
実は今回宿泊する宿すべての朝食はキャンセルしておいた。
時間の有効利用という事だ。仮に朝食を食べて9時からの行動と
食べずに6時からの行動と3時間の差が出来る。
早めの行動で道路の渋滞は無いし3時間分余計に遊べるってことだ。
でも、雨・・・・・・
こんなんだったらゆっくり朝食を食べてから出掛けても良かったんだけどな。
7時少し前、3日間お世話になった
尾鷲シーサイドビューを小雨降るなか出発した。




七色峡

朝食は前日コンビニでに買っておいたパン、
それを車の中で食べた。
今回の旅の朝食はほとんどこのスタイルだった。
旅館のガッツリとした朝食を食べると
お昼になってもお腹が空かず
なんとなく一日中お腹が飽和状態って事が多かったから
これはこれで我が家的には良いスタイルだと思いました。

七色峡という所まで来た。
雨で濡れた渓谷美がなかなかいいじゃん!
ってホントは晴れの方がいいんだけど。




自然の造形美

瀞峡近く国道169号と311号が交差する近くに
大きな円弧を描いて流れる川があった。
ほぼUの字型に折り返す川の流れ、
真ん中には小高い山、
自然が造り出す形は美しいと感じたのだ。
川といえば真っすぐに流れるものと思っている
関東平野に住む人間にはとっても新鮮な眺め、
思わず車を止めて写真を撮ったのだった。





雨の丸山千枚田

風雨が強くなってきた。
長旅、こんな日もあるさっ。
ガイドブックやツーリングマップルを見ながら
どっちに行こうか・・・
雨に濡れて歩くのも嫌だし・・・
丸山千枚田へ行ってみることに。
棚田の中を通る細い道を上へと車を進めると
展望所のような所にたどりついた。
見下ろす棚田は壮大で様々な田の形も面白い。
それにしても何でこんな山奥の
それもこんな急斜面に田んぼを作るんだろうか?
カメラを構えていたら軽トラの地元のおじさんがやってきて
「あっちを撮っておいてね!」と指をさす。
段々になった田から田へと水が流れ落ちる棚田の風景が
雨の日しか見る事の出来ない光景なんだそうで、
「映像関係者が欲しがる絵なんですよ」って言ってました。
雨の日で得したのかな?





お昼ご飯は紀州岩清水豚

丸山千枚田を下りる頃には風雨が一段と強くなった。
国道に出ると『さぎり茶屋』という食堂が目に入ったので
ここでお昼ご飯とすることに。
紀州岩清水豚の肉を使っているという
トンカツ定食としょうが焼定食をそれぞれ食べた。
窓の外はのれんがパタパタと強風に揺れていた。






椿道旅館へ

結局、宿に直行ということになった。
宿があるのは紀伊大島、
島なのだがループ橋とアーチ橋が組み合わさった
立派な橋が掛かっているので
島だという感じは全然ないのです。
暴風の(かなり大げさ)和歌山県串本の『椿道旅館』に到着、
濡れながらのチェックインでした。
ワンコOKの部屋は一階、
最初はバリアフリーの部屋として使っていたらしいのですが
需要が少ないという事でペットもOKの部屋にしたのだとか。
部屋は和室で旅館というより一般家庭と同じような感じでしたが
窓がとても大きいのが印象的でした。
お風呂とトイレはすぐ隣でこの部屋専用なので
気兼ねしないですみます。

外は雨・・・
な〜んにもにもする事ないので風呂入ってゴロンとひと寝、
な〜んとなく親戚の家にでも遊びに行ったような気分の椿道旅館です。




椿道旅館の夕食

晩御飯は6時から。
自家製の燻製から始まって旬の刺身、煮物に揚げものにと
一品ずづ時間をおいて運ばれてきます。
若干運ばれてくるテンポは遅いですが
食事は美味しくゆっくり食べてという演出かもしれませんね。
品数豊富でどれも美味しかったです。
サンマの燻製を追加で注文しました。
干物とはまた違った味わいが美味美味でした。
それにしても明日晴れるのかよ?
外はゴーゴー凄い天気・・・





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