4月29日  




朝の海

今日は本州最南端の町串本町から
白浜町までのおよそ60kmの道のりだ。
流れに沿って走れば2時間かからない距離だ。
「今日は何をしようか?」
予定は全然考えていないのだよ。

早めのチェックアウト、
そして紀伊大島を離れる前にピラミッドのような
巨岩があるという海金剛へ向かった。
黒い海面に現れる青い波が怖いくらい美しかったのだ。




恋人岬

天気予報じゃそんな事言ってなかったのにポツリと雨が降ってきた。
今回の旅2度目のワイパーの出番だ。
国道42号線から見る紀州灘がグレーに見える。
海はやっぱり晴れが良いな〜〜〜
恋人岬で車を止めた。
波といえば沖から浜へと打ち寄せるものだが
ここ恋人岬で見る波は右と左から打ち寄せ合うという不思議な光景、
波が出会うから恋人岬・・・
ロマンチック〜〜〜
でも、見方によれば波がぶつかって
喧嘩をしているようにも見えたりして・・・
名付けて喧嘩岬!?
いけないいけない天気のせいで思考回路が・・・




トロピカル〜〜〜

トロピカルな雰囲気漂うパーキングに車を滑り込ませた。
雲のすき間から青い空が見えてきたと思ったら
そこから雲が消えるのが早かった、一気に青一色の空へと。
濡れたアスファルトにトロピカルな影が
クッキリと映り始めたのでした。
再び国道42号線を白浜へ向け出発、
紀州灘の青い海が目にしみる〜!







日置川

白浜町に入った辺りに綺麗な川があった。
思わずハンドルを上流へ向けた。
どこに行こうじゃなくて気の向くまま
旅をするのが本当はイイ!
今日は時間もたっぷり。
気ままに気ままに!




道は高度を上げたり下げたりしながら
くねくねと川沿いを進む。
「凄い凄い!凄いよ!」
車を止めては川を眺める。
こんな素晴らしい川の風景見るの初めてだ!
どこか河原に降りられないだろうか?




広々として開放的な河原に降りた。
のどかな雰囲気で気分も上々!
水遊びをしたかったけど
流れが速くてここでは無理そう・・・




場所を変え安居橋(あごばし)の近くの河原へ行った。
いや〜〜〜実に気持ちのいい所だった。
日置川の流れも穏やかで、それに見てよこの水の色、
別世界だよ。
ボールを投げ少し遊んだ。
レジャーシート広げたらエルびしょびしょのまま
乗っかってきちゃってさぁ・・・
飼い主の服もびしょびしょ、
「も〜〜〜エルは」って言いながらも
エルと一緒の旅を、そしてエメラルドグリーンの川を喜ぶ。
そのうちウトウト寝むくなっちゃってエルと添い寝、
短い時間だったけど本当に寝てしまったようで
2人でいびきかいてたよってエルママに言われました。




のんびりしちゃったな〜〜〜
時計は午後1時を指そうとしている。
のんびり時間が流れる日置川でした。





志原海岸

志原海岸へ立ち寄った。
売店で300円のタコ焼きと
1個100円のめはり寿司を買って食べた。
近くに食堂もあったけど
何だか何千円も出してお昼を食べる気がしなかったのだ。
大きな玉砂利の海岸へ降り岩場へ行ってみた。
まるで誰かが削ったんじゃないかと
思うくらい平らな岩場だった。
今日もどこに行ってもいい景色ばかり!





ベイリリィ 国民宿舎 しらゆり荘

国道を離れ海沿いのリゾートっぽい道を進み
『ベイリリィ 国民宿舎 しらゆり荘』に到着した。
少しばかり古めかしい感じだが
何と言ってもリーズナブルなのが良い。
チェックインをしてエレベーターでお部屋へ。




部屋へ行く途中から見える外の眺め、
ん〜〜〜なかなかイイ感じ!
部屋からの眺めも期待大!




我が家は4階の部屋だけど
部屋の位置が海側じゃなさそうだぞ・・・
でも4階、そこそこの眺めが期待できるでしょ!
って障子開けてみてビックリゲッソリ・・・
崖っぷちが見えるだけ・・・
空も窓を開けて覗き込むようにしてやっと見えるだけ。
途中見てきた階段からの眺めとのギャップに
トーンダウンしたのでした。
まあそれはそうとさっそく温泉へ。
白浜温泉は有馬温泉、道後温泉と並んで
日本三大古湯だということ。
これが実にい〜いお湯、お肌さっぱりツルツルになりました。
まあ、これで部屋からの眺めの事は帳消しねっ!
障子は2度と開けませんでしたけど・・・




豪華じゃないけど地魚の刺身姿盛に美味しい魚の煮付け、
旅館とかで食べる天ぷらはあまり美味しいとは思わないけど
ここのは美味しかったなぁ〜。
地ビールに始まって地酒を飲んで、
和歌山に来たらやっぱり梅酒も飲まなくちゃね〜〜〜
国民宿舎だから本当の事言うと食事は
そんなに期待はしていなかったけど
まあまあ・・・まあまあなんて言ったら悪いよな、
我が家的には満足の晩餐でしたよ!
紀伊半島をのんびり巡った旅も
そろそろ終わりに近づいてきました。





続く・・・