8月13日(火) 8日目
北海道~本州へ


早朝散歩

体は疲れているはずなのに目覚ましが鳴る前に起きてしまった。
時計は5時ちょっと前。空はうっすら赤く明るい。
倶知安での早朝は決まって霧に包まれていたけど今日は晴れている。
ペンションの周りをぶらりと散歩した。
朝焼けに浮かぶ羊蹄山を見ながらエルと2人で歩いた。






デッキでさわやか朝食

今日も2階のデッキで朝食だ。
なんと言えばいいのかこの気持ちよさ。
緑に囲まれながらの
さわやかな時間が嬉しい。
今日で北海道の滞在も終わり。
家に帰るというより何故か旅立つ気分・・・


 





みんなで記念写真

とっても楽しかったから別れはなおさら寂しい。
「近いうちにまた来るね!」って簡単にいえる所じゃないし・・・
アットホームでくつろげる本当にいいペンションでした。





ウルウルの出発!

ごん家ともここでお別れ。
本当にいろいろお世話になったよ!
ウルウル・・・
さて、これから今日の宿泊地の青森まで、
およそ360キロのロングドライブの始まりなのだ。
そのほとんどが一般道だ。
さて、出発!
観光しながらフェリー乗り場の
函館を目指します。





車窓からの羊蹄山

倶知安町ともお別れだと
しみじみ想いながら
羊蹄山を写真に撮りました。

  





有珠山
西山火口散策路

2000年の噴火によって出来た火口が間近で見られる有珠山西山散策路。
下り坂だった国道は隆起によって上り坂に変わり
そこに出来た火口には水が溜まり沼のようになり
道路標識や電柱が水面からニョキッと顔を出している。
あちらこちらで白い噴煙が上がっていて今にも噴火しそうな感じだ。
ここにいて100%危険はないのかちょっと心配になった。
それにしても今日も暑い暑い。ここはどこ?
もし、涼を求めての北海道に来たなら期待はずれになるかもしれない。
朝晩になるとそこそこ涼しくはなるけど、日中の暑さは
意外と厳しいです。ここ有珠山の散策も止めようと思ったほど。
アスファルトや木道などは靴を履かせた方が良かったかもしれない。
めったに来られないしエルにちょっとだけ我慢して観光してきました。




    





洞爺湖

さあ、次の観光は洞爺湖です。
と言っても眺めるだけ。
水が青くてキレイだったのが印象的。
どういう言われがあるのか知らないけど
おもしろいオブジェが点在。
お花畑みたいな所でエルと遊ぶ・・・





昭和新山

かつて昭和新山のある一帯は、
田園風景が広がり生活の場だったという。
それが、1943年12月から始まった2年余りの
火山活動によってあっという間に火山になったというから
ここに住んでいた人たちはどんなに驚いた事でしょうか。
山肌の色は土壌の粘土質が火山の熱で焼かれ
赤茶のレンガのようになったらしい。
今でも、白い噴煙が上がっていた。






函館

洞爺湖を出発して国道5号線をひた走りに函館を目指す。
単調で遠い道のりだ・・・
函館に近づくにつれ雲が多くなってきた。
この日の天気予報は下り坂となっていたけど何とか持ちこたえてくれた。
これで北海道にいる間ずっと雨に当たらずにすんだ。本当にラッキーだった。
午後4時、函館に到着。フェリーの時間を考えると
函館滞在時間は2時間だけだ。


金森赤レンガ倉庫

明治時代に建てられたという『金森赤レンガ倉庫』は
ベイエリアの人気スポット。今はショップやカフェとして
使われている。おもしろそうなお店もいっぱいあったけど
眺めるだけ。なにせ時間がないんですよ・・・

 





八幡坂

ベイエリアから路面電車の通る道を渡り
八幡坂をえっちらおっちら歩きます。
意外ときつく長い登り坂ですが石畳がいい雰囲気。
テレビや映画などにも登場する有名な坂です。
この坂を登るとハリストス正教会があります。
せめてこれくらい見ておかないと・・・


八幡坂でのワンシーン

教会で結婚式を挙げたばかりの幸せそうなお二人さん。
八幡坂での記念写真はいい思い出になるんでしょうね。





ハリストス正教会

息を切らせハリストス正教会に来ました。
でも、建物を外から見ただけ・・・


カトリック本町教会

ハリストス正教会の向かい側の眺めです。
カトリック本町教会のとんがり屋根の向こうには
函館の街並みや函館港が見渡せました。
青空だったらきれいだろう・・・





大三坂

海にチョコンと突き出た函館山。
その山麓には函館の街から通じている坂道が
たくさんあり坂の町としても有名なようです。
下りに通ったこの大三坂も石畳の風情たっぷりのいい道です。
「雪降ったら大変だろうな~」とか、
「散歩コースにこんな坂道あったら足腰鍛えられるかな~」
なんて話しながら坂道を下りました。
さあ、もうタイムリミット!
フェリー乗り場に行かなくては・・・





本州へ・・・

フェリー乗り場に到着です。
海外旅行の帰りの飛行機に
乗り込む前のような気分です。
夕暮れの空の色がいっそう
寂しい気分に追い討ちをかけます。
いよいよこれで北海道は最後。
エルを連れてまた来れるかなぁ?北海道。





フェリーへ乗船

フェリー航海中、
人は車に残っちゃいけないんだけど・・・

 





フェリーの中で晩ご飯

今日の晩ご飯は函館にある『ハセガワストア』の
『やきとり弁当』をフェリーに揺られながら車の中で食べます。
ガイドブックにも載っている函館の名物らしい。
ご飯に海苔が敷いてあってその上にその場で焼いてくれる
やきとりが乗っかる。やきとりといっても鶏肉ではなく
豚ばらとネギが刺してある。タレと醤油味があるが
どちらも少し焦げた香ばしい香りで美味しかった。
函館にはもっとほかに名物はあるけど
こんなローカルっぽい弁当も捨てたもんじゃない!





大間到着

定刻通り午後8時40分に大間に到着。
フェリー乗り場は北海道から帰ってきた車で賑わっている。
しかし、そこを出ると人通りもなくめっきり寂しい。
暗い国道279号をひたすら南下する。
北海道から帰ってきた寂しさと、下北半島の夜の寂しい雰囲気と、
これから暗い夜道を150Kmも走らなければならない重圧と
長旅の疲れとが重なり合って気分はちょっと重苦しい。
大間を出ておよそ3時間、野辺地の町にはお盆の提灯が
街道沿いに飾られていた。
暗くて味気ない道を走っていたから少しホッとした。





真夜中の到着

大間を出て4時間後、『ペンション プルーミン』を出発して15時間後、
ようやく今日の宿泊する『ペンション 野ばら』に到着。
日付が変わりそうな時刻だ。こんな時間にチェックインだ。
お風呂も沸かしておいてもらった。ビールとおつまみまで作っておいてくれた。
『ペンション 野ばら』さんにはムリばかりお願いしてしまったなぁ~





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~我が家へ
完結編