安達太良山登山(10月9日)


コスモス畑が広がるあだたら高原スキー場に到着した時は
雲一つない快晴だったが急にもくもくと雲が湧き上がってきた。
今日は安達太良山で紅葉を満喫する山登り、
一応見ごろは迎えているという話だけど、どうなんだろうか?
数日違っただけでも見ごろは変わってしまうから・・・




まずは『あだたらエクスプレス』ゴンドラに乗って
1350mの山頂駅まで空中散歩。
エルはゴンドラが苦手だからなぁ〜
ちょっと緊張する。
うまく乗れるか?
頑張れエル!




およそ6分の空中散歩が始まった。
「オッ、紅葉してるしてる・・・」




どんどん高度を上げていく。
ゴンドラはいったん林に入り視界が遮られたが
そこを出ると安達太良山の全容が目に入ってきた。
一面に広がる色とりどりの紅葉に度肝を抜かれた。
こんなに凄いとは思っていなかった。
ゴンドラの窓に張り付いて写真を撮った。

 




AM9:40
大感動のゴンドラは山頂駅に到着、
早速、安達太良山山頂が見えました。
安達太良山の別名は乳首山(ちちくびやま)・・・
ねっ!




雨が降ったのか
登山道はしっとり濡れている。
そんな滑りやすい岩場を難なく超えていくたくましいエルです。




も〜すごいすごい!
見上げる紅葉も、眼下に広がる紅葉もお見事お見事!
時期はドンピシャ!

 




山頂までは細くてきつい登りや、
ゴツゴツとした岩場が時々出てくるコースなので気が抜けない。
霧の時などは道しるべになっている
目玉のようなマークが頼りになるだろう。

 




霧が紅葉の山肌を流れてきた。
時々、うっすら日が差し込むと
紅葉の山肌がふわっと明るくなって見ていて楽しい!




山頂付近に到着した。
なんとなく人の数も増えてきたけど混雑って感じはしない。
さあ、山頂の突起部分に挑戦、
ゴンドラを降りてすぐに見えたあの部分だ。

 




11時20分、標高1700mの安達太良山に登頂した!
山頂に居合わせた登山者の団体さんたちに、
「山登りしてるの〜凄いね〜」
「可愛いいね〜」と声をかけてもらった人気者のエル。
「バイバイ〜バイバイ〜頑張ってね〜!」と
下山する人達にも手を振られた。
みんな友好的で嬉しかった。

 




山頂の突起部分を降り、
岩陰で風をよけながらお昼ご飯のおにぎりを食べた。
エルは丸ごとバナナのお昼ご飯で大満足、
人が座るシートを占領して寝てしまった。

 




くろがね小屋をめざし牛の背を歩く。
振り返れば安達太良山の山頂、
目線の高さにある雲の隙間からは下界の街並み、
眺望は飽きることのない安達太良山です!

 




荒涼とした沼ノ平の火口がぽっかり口をあけている。
その先には裏磐梯の景色が広がる。
磐梯山の山頂は雲の中だが秋元湖はよく見える。
その奥には細長い湖がうっすら見えている、桧原湖だろうか。
今日宿泊する『小さなホテル 四季の森 山荘』周辺も
視界に入っているのであろうか?




火口付近には有毒ガスが溜まっているんだとか・・・
そう思うと見た目以上に恐ろしくなります。




牛の背から峰の辻へ続く下り坂です。
ダイナミックに景色が変わっていきます。




ここら辺が峰の辻っていうのかな?
たおやかな籠山が美しい!




峰の辻を過ぎ下り始めると
紅葉がまた爆発する・・・
なかなか先に進めませ〜ん。




くろがね小屋を少し過ぎたあたりで、
登山者の方に「写真を撮ってあげるよ」って言われ、
スリーショットの写真を撮って頂いた。
「今日の紅葉は最高だね!」
「そうですね!」
「曇りだからなおさら綺麗に見えるんだよ!」
そんな会話をした。
同感だった。
快晴の日の紅葉も良いが
曇り気味のしっとりした紅葉は
絵画を見ているような気分にさせてくれるから。
曇りの日もまた紅葉日和なのだ!!!




午後3時を過ぎた。
ガクガクになってきた足を
投げ出すように歩いていると
後ろからエンジン音が聞こえてきた。
振り返れば悪路にハンドルを取られ
右に左に大きく揺られながら古いジープがやって来た。
ジープの中の人もニヤニヤしながら揺られている。
何とも滑稽な光景で可笑しくなってしまった。




いつまでも続くつづら折れの林道をひたすら下る。
標高が低くなると木も高くなり森が深くなっていく。
ずいぶん前に数人の登山者に追い抜かれてから
人影もなくなり静かすぎて怖いくらいだ。
時々、草木が風で揺れガサガサって音がするとクマ?なんて思ったり・・・
クマ除けの鈴を手で振って余計に鳴らしながら歩いた。

 




沢で小休止。
岩に座って少し休んだ。

 




午後4時20分、コスモス畑が見えてきた。
やっとゴンドラ乗り場に到着した。
終わりかけのコスモスが風にゆらゆら揺れていた。
これから『小さなホテル 四季の森 山荘』へ向かう。
明日はごんごま家と合流して磐梯山に登る予定・・・
大丈夫か?体力!





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