10月13日(木) 7日目




白樺に囲まれてるプルーミン

白樺に囲まれ北海道らしい
たたずまいでしょ〜、プルーミン、
快晴の気持ちのいい朝でした。

 




朝のご挨拶

同じラブラドールでも色も違えば性格もさまざま、
蛍の肩幅というか前足の幅というか、
なんというかガッチリしてて
可愛い!

 




朝からご馳走

ふんわりたまごにウインナー、それにたっぷりお野菜、
山盛りの焼き立てパンも、温かいスープも嬉しい。
時々、蛍がテーブルの近くにやってきて
なんか目で訴えるんだよね・・・
可愛い!




双子のようなお山

「何処に行こうか?」
朝まで決めかねていたんだけど
荒々しい活火山の景色が見られるという
樽前山に行ってみることにした。
北海道の紅葉は結構満足してたから、
今日はその荒々しい山を見てやろうと思ったのだ。
朝9時プルーミンを出発、
国道276号線沿いの牧場タカラにある
尻別岳と羊蹄山が双子の山のように並んで見えるという
ビューポイントにまずは立ち寄った。
富士山のような形をした山が双子のように
並ぶ光景はなかなか珍しい。
実際に2つの山は10数キロ離れているんだけど
遠近感によってこんな風に見えてるのです。




樽前山

プルーミンから2時間弱をかけ
樽前山の登山口に到着した。
天気は快晴、穏やかで気持ちがいい!
駐車場にいた山小屋のご主人に
溶岩ドームを一周するコースがあって
4時間くらいで戻ってこられることを聞いて出発した。




体が慣れるまで結構しんどいんが
時々視線を上げ赤や黄色の紅葉を見ながら登ってゆく。
登山口から4〜5分登ったところで視界が開けた広い所に出た。
登ってきた人はみんな登ってきた道を振り返って
感動の声を上げている。
ハアハア言いながら我が家も登って来た道を振り返ってみた。
ぶったまげました!!!
斜面一面の紅葉、それに支笏湖の青!!!
「すげぇ〜〜〜!」




”荒涼とした山”というイメージの樽前山だったから
紅葉の事は全然頭になかった。
それがこの景色!




見上げれば樽前山の樹木のない広い斜面に圧倒され・・・




少しのぼっちゃ〜振り返り・・・




そのたびにぶったまげてた樽前山の見事な紅葉!




ぐんぐん登って行くと・・・

  




見下ろす景色がこれまた素晴らしい!
眼下には樹海が広がりその先には海、太平洋だ。




高度を上げ樽前山の火口の外輪山の尾根に近づいてきた。
登るにつれ徐々に徐々に溶岩ドームが見えてきた。
「すげぇ〜〜〜!すげぇよ〜〜〜」
今日2度目の大感動だ。




だだっ広い砂礫の火口原に
黒々とした溶岩ドームはなんとも表現のしようがない光景だ。
尾根に出てから風が凄く強くなってきた。しかも冷たい。
念のため持ってきていたインナーのダウンを着て
樽前山の山頂『東山』へ向かった。




振り返ると広い火口の外輪山の尾根が続いている。
気持ちぃ〜〜〜!




すぐに樽前山山頂『東山』に到着した。
見下ろす溶岩ドームも大迫力!
今日の山登り「すげぇ〜すげぇ〜〜〜!」の連発だ。

 




ちょっと風が強いが、
樽前山の溶岩ドームの一周コースに出発だ!

 




山頂から風不死岳の方向へ向かう尾根道の右側は
かなりの斜度の斜面がずっと下の方まで続いていて、
万が一踏み外したら転げ落ちてしまいそうで怖かった。




風不死岳へ続く道を見送り
『西山』の方面へ。
我が家が持ってきた山のガイドブックには
ここから風不死岳へ行くコースが紹介されていたが
山小屋のご主人に教えてもらった
溶岩ドームを一周するっていうのがビビッと来た。
現地で聞く情報ってけっこう当たるんだよね。

  




溶岩ドームを左手に見ながら
なだらかな登山道をのんびり歩く。




外輪の北側に来てますます迫力を増してきたドーム。
噴煙が上がっているのが見え
そこの岩肌だけ薄緑に変色しているのがちょっと不気味・・・




さらに進むと・・・




もはや地球上の光景ではなくなる・・・




このだだっ広い火口原を見渡すも人影はない・・・




迷子になってないよね・・・
日本だよね・・・
地球だよね・・・




どこかの惑星の宇宙基地に迷い込んじゃった???




ノープロブレム!
予定通りです。 




見えてる街は苫小牧だろうか?




ここ西山から見ると溶岩ドームを取り囲むように
登山道がぐるっと一周しているのが確認できた。
写真中央やや右側のへこんだところが
登山口から登ってきて初めて溶岩ドームが見えた地点、
その左側の黒っぽく見えている高いところが樽前山山頂『東山』、
そこからドームを回るようにぐるりと歩いてきたわけだ。
そして、ここ西山から右側に続く外輪の尾根を歩いて
へこんだ所まで行き登山口へと下っていくルートとなる。
ここ西山でルートの半分を少し過ぎた辺りだ。




午後1時40分、簡単なパンのランチのあとは
再び溶岩ドームを眺めながら歩き始める。

 




石を頑丈に積んだ樽前山神社奥宮でお参りをした。
樽前山神社を見るとここの自然環境の厳しさが良く分かります。
遮るものが無いからひとたび荒れると凄いんだろうね。
視界が悪い時は注意が必要ってガイドブックに書いてあったし
悪天候下での行動は中止しましょうとも登山口の案内板に書いてあった。
登られる時はご注意を!




コースは噴煙の風下に入ってきた。




「風向きで噴煙が登山道に流れてくるから
注意してください」って登山口の案内板に
書いてあったけど
本当にこっちに向かってきてるよ〜〜〜
大丈夫なのか〜〜〜?




現在も活発な活動をしているという樽前山、
その溶岩ドームの噴煙を見てると
生きている山なんだなって本当に思う。
山肌のしわが生き物っぽく見えてきた。




コース終盤、別ルートを歩いている人が遠くに見えた。
今日、溶岩ドームを一周して見かけた人の数は
一桁だったんじゃないかな。




振り返ればランチ休憩をした『西山』の稜線が美しい。




外輪山の尾根を降り登山道へ向かう道を下って行く。
あのぶったまげた紅葉が再び見えてきた。
樽前山の紅葉は本当にすげぇなぁ〜〜〜!

 




午後3時8分、無事下山、
今日はいったい何回「すげぇ〜〜〜」って言っただろうか?
いい山歩だった!




「ただいま〜〜〜!」

京極温泉に立ち寄りプルーミンに戻ってきたのは
夕食の時間まであと30分ってとこだった。
プルーミンは食事の時にワンコを連れてきてOKなんだけど
部屋のケージに入ったままエルは爆睡だったので、
そのまま寝かせておきました。
キッチンからはいい香りが流れてきて
テーブルに着いたらいつものように
美味しい料理がどんどん目の前に運ばれて
おなかペコペコなもんだから
も〜がっついて食べてしまったよ。
プルーミン滞在最後の晩餐もホント幸せなのでした!!! 




ひと寝したら元気になっちゃったエル

食後、部屋のエルの様子を見に行ってみると
ケージの中から「出せ出せ!」の大アピール、
少し歩かせすぎたかなって心配してたんだけど
全然大丈夫のようでした。
リビングに連れて行ってガムのおやつで、
プルーミン滞在最後の晩餐だ〜〜〜!




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