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5月1日(木) 6日目 | ![]() |
南アルプスエコーラインを走る!
「ごんごま家はもうチェックアウトしたかな?」
今日は信州車山のオーベルジュ『赤煉瓦』でごんごま家と落ち合う日。
飛騨高山から車山へ向かうと聞いているが、
ごんごま家はどんなルートで『赤煉瓦』まで行くんだろうか?
そんな事を思いながら、しらびそ峠へ向かうハードな峠道を走っている。
朝9時やっとたどり着いたしらびそ峠から眺める南アルプスがかすんで見える。
「すっげ~なぁ~」
今朝、「車山までどこ走って行こうか?」っていろいろ悩んだけど
ここを走ってきて良かった!
しらびそ峠から『下栗の里』へ続く『南アルプスエコーライン』、
さわやかなネーミングとは裏腹、けっこうハードな山岳道路でした。
御池山隕石クレーター
「御池山隕石クレーターは、直径900m、2万~3万年前に
直径45mの小惑星が衝突してできたものと推測されます。」と案内板。
「もともと地形が急な斜面にクレーターができたために、浸食されて崩れた部分が多く、
残っている部分は40%ですが、御池山山頂の尾根沿いに
半円形の地形が残っている日本初の自然科学遺産です。」と説明は続いている。
その時代は氷河期の終わり頃でナウマンゾウが生息していたんだとか・・・
「へぇ~~~~~」地球のロマンみたいのを感じてしまいました。
ここからそのクレーターはよく確認出来なかったけど見晴らしは良かった。
「あんな所を通って行くのか。」
遠くにこれから通る南アルプスエコーラインの
峠道が良く見えた。
シラカバの森
こんなシラカバの群生地がありました。
新緑の見ごろも間近でしょう。
下栗の里
『下栗の里』にやってきた。
日本のチロルと呼ばれ秘境の集落ということだが、
行ってみるとなるほど、山あいの凄い所に家が建っている。
『はんば亭』という食事処のおばちゃんにパンフレットをもらい
「がけ崩れで道が悪いかも知れないから無理しないでね。」と
アドバイスをいただき下栗の里観光に出発。
まずは斜面に建つ集落の中を車で走る。
急な斜面に今にも転げ落ちそうな家が建ち並ぶ
集落に縫うよう道が続いている。
その道の狭い事狭い事。
対向車が来たらどうするんだ?とヒヤヒヤしながら
くねくねした道をやっとこ下った。
林道赤石線にでた。
集落の道ほどではないがやはり細い山道が続く。
ここにも崖っぷちに建つ民家点在している。
山肌の斜面にへばりつくようにる集落を
見渡せるビューポイントにやってきた。
パンフレットには
”南アルプスの雄大な景観と人々の暮らしを見て、
日本百名山で知られる登山家・深田久弥氏は、
「下栗ほど美しく平和な山村を私はほかに知らない」といいました。
下栗の里には、私たちがどこかに置き忘れてきた大切なものが、
今も息づいています。”
と書いてあった。
どうしてあんな所に人が住むようになったんだろう?
そしてどういう山の暮らしがあるのだろうか?
先に進むと通行に支障はないが土砂崩れが各所にあった。
ガードレールのへこみは落石のものによるものか?
ガードレールがへこむくらいの落石が
車に落ちてきたらひとたまりもないだろうな。
ちょっとビクビクの林道なのでした。
遠山川まで降りてきた。
南アルプスを源流としている川のようで
青くて透明で見ているだけで心洗われる感じです。
今日一日中エルは車のケージの中で
くねくね道を頑張ったから川遊びの大サービス。
とはいっても川の流れが速いからリードが届く範囲ですが。
いつの間にか川底に沈んだ木を見つけたエル、
手でほじくっていたと思ったら
今度は顔まで水の中に突っ込んで必死に取ろうとしている・・・
いつもはクールなエルですが今日は大張りきりでした。
南アルプス天然水で遊んだ楽しい思い出です。
お食事処『はんば亭』に戻ってお昼ごはん。
あわご飯を中心に郷土料理が並ぶ定食をたのんだ。
山菜の煮物に山菜の漬物、しょっぱいくらいの
おつゆの蕎麦も山の味だと思うと、うまかった。
ここの特産だという『にどいも』を使ったいも田楽も食べてみた。
小ぶりの皮付きのほくほくしたいもに濃い目の
みそダレが香ばしく焦がしてあってうまいのなんのって!!!!
こんなに素朴でうまい田楽を食べたの初めてかもしれない。
いいな~山のご馳走!
オーベルジュ『赤煉瓦』へ
美味しくって見ごたえのあった『下栗の里』を出発して車山までひとっ走り、
・・・とそろそろガソリンが少なくなってきた。
そう今日は5月1日、ガソリンが安くなっていた4月も終わってしまい
再び税金上乗せで価格が上がってしまうのだ。
高速に乗る前にちょっとローカルなスタンドで給油、
値段を聞いてみると「こんな高いときにすみません、166円です。」だって!!!
地域差もあるだろうけど40円近く高くなっているのにはビックリ。
省エネ運転を心がけながら
オーベルジュ『赤煉瓦』に到着は夕方。
ごん家もちょうど着いたばかりのようだ。
「ひさしぶり、ひさしぶり!」の挨拶。
オーナさんもお出迎えをしてくれた。
それにしても寒い寒い、
北よりの風が吹いていて感覚的には真冬のよう。
ここ数日初夏のような陽気だったから
なおさら寒さが身にしみる。
でぃな~
いくら時間的制約が少ない素泊まりの旅籠屋でも
毎日どこでご飯食べようか考えるのも
5日もたつと面倒になってたりして・・・
やっぱり宿でご飯が出るのはホッとします。
オーベルジュなんていうから洋風の料理が出てくるのかと
思っていたけどオードブルから和のテイストたっぷり、
ブタの角煮とか山菜の天ぷらとか
厚焼き玉子とかきんぴらとかみんな美味しい。
嬉しいんだよなこういうの、歳のせいかな?
そしてメインはしゃぶしゃぶ。
寒い日は暖まります。
そしてデザート。
最後はオシャレなイチゴゼリーで締めくくられました。
ごんごま家とそれぞれの旅の思い出を語り合いながら
わいわい楽しんだのでありました。
「あ~~~お腹いっぱい!」
食後はラウンジで・・・
兵庫から来たというイエローラブのショコラちゃんも一緒に
食後はラウンジでまったりタイム。
ごんごまエルももう電池切れのようで
ほとんど動こうとしないのに
12歳になるというショコラちゃんは
元気いっぱいなのでした。
みんな可愛いねっ!
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